大きな病院に勤めていると、外せない大きなファクターが医局という存在です。
日本国内の医療業界においてある程度以上の功績を残したいのであれば、やはり医局絡みで実績をあげていくしかないという話もあります。
しかし、現在の日本においてそれほど実績を残したいと考えている方ばかりではない、というのも実情です。

医師として最初は医局からスタートをしたとしても、その後は多くの方が自らの道を模索しており、その中に医局を選ぶという選択肢がないという方も決して少なくはないのです。
そこで、今回は医局を離れる場合の選択肢の一つ”民間病院でのキャリア”について、お話をまとめていきたいと思います。

1、医局を離れる理由について

医局を離れることを決意した医師の多くは口々に幾つかの同じ不満を上げます。
一つは医局の方針に不満がある、もう一つは医局内部における複雑な人間関係へのストレスについてです。
医師として既に医局を経験してきた皆様であれば、この両者について既にある程度感じておられる方も多いのではないかと思います。

医局制度に対し不満を抱かない医師は少なく、何かしらの事情をその胸に抱え込んでいる状況の方が多いというのが実情です。
医師の転職に関する理由の多くが、医局への不満であることもその状況を裏付けていると言えるでしょう。

また、2018年度からは新専門医制度も始まり、後期研修においては専攻希望分野の登録なども必要になってきます。
今後のキャリアとして民間病院や公的病院を目指すにしても、まずは医局を離れる前に”どこに向かって進んで行くのか”という専門性を突き詰めておく必要もあるかもしれません。

2、民間病院でキャリアを積む

医局を退局した後、多くの医師は新たなキャリアを歩み出すわけですが、一つの大きな選択肢となるのが民間病院という選択です。
公的病院というもう一つの選択肢もありますが、今回は民間病院に限って少し話をしておきたいと思います。

民間病院では、理事長や院長先生の意向によって経営方針等が決められるため、働き手にとってはとても融通のきく場所と考えることができます。
医院の方針として小回りが利くことから、転職先として選んだ場合には担当となる業務内容や休日、給与、役職など、細かい部分まで各人にカスタムしてくださる場合も少なくありません。
このような事情からも、医局を離れた後に民間病院を選ぶ医師は後を絶たないのです。
日々の頑張りそのものが評価にも繋がりやすいため、評価を分かりやすい形で得ることができるのも嬉しいポイントです。

ただ、先端医療を勉強したいという方には不向きですので注意が必要です。
将来的に地域医療に携わっていきたい、これから開業を目指している、患者様一人一人を見ていきたいという方に向いているのではないでしょうか。